2013年12月7日土曜日

【第9回 地域創造論 グループワーク「中間発表会」】

みなさんおはようございます。

岩崎です。

今回の授業には私は諸事情により今回の会を欠席いたしましたので、

志村先生にコメントをいただきました。

学生の皆さんはぜひ参考にしてください。


12月4日(水)に行われた地域創造論では、
計20名の履修者が、5つの観点によるグループに分かれて提言を行いました。
各グループは、分野・専門が異なるメンバーによって構成されています。


1.「まちづくり」グループ
原子力発電所やショッピングセンターなど、大規模な施設が郊外地域には多い。被災地におけるレタス工場ドームなどもその特徴であるが、そのような大規模な建築や施設が必要だろうか、という観点からグループ内での議論が始まっている。今後の進め方としては、提言を行いたい対象地区を具体的に定め、街の歴史や文化などの街の形成プロセスを踏まえながらの「まちづくり」の提案が期待される。


2.「産業」グループ
過疎化、進まない復興、原発を課題に挙げ、そのような地域に「雇用」があればいいのか? いやそうではない、地域の魅力が必要だ、ということが提言された。参考事例としてスウェーデンのベグショー市や里山資本主義の地域が挙げられた。今後においてはベストプラクティスとなる対象地を選択していく必要があるが、他のチームが過疎地域や農村を対象地に挙げているので、それ以外地域を対象地として選定することに期待する。また、経済分野の学生が多いので、その専門性を生かした「産業」の提案を期待したい。


3.「商店街」グループ
温熱環境を生かした商店街づくりの提案として、和歌山市みその商店街を対象地に挙げ、暑いからこそ行きたい、寒いからこそ行きたい、と思えるような屋外空間をもった商店街の再生案を提案する方向性。温泉といった資源を生かしながら、従来の「足湯」による活性化以上の値域創造を期待したい。対象地も再検討の余地あり。


4.「農村・過疎」グループ
東日本大震災による塩害地域となっている土地で、「アイスプラント」などによる栽培で半漁半農を営みとした過疎化に歯止めをかける提案。アイスプラントの観点で、アイスプラントを小水力発電によって栽培している山梨県都留市の事例が紹介された。温室における熱や光を、用水路からの自然エネルギーによって発電している事例である。産業と地域の魅力が重なった案の方が望ましい。また、提案においては対象地の特徴やコンテクストが盛り込まれていることが期待される。


5.「観光」グループ
メンバーが研究・活動の観点で関わっている千葉県佐倉市、神奈川県旧藤野町、鹿児島県垂水、大田区の事例が挙げられた。いずれも地域の魅力を生かしたイベント型の観光であり、着地型観光によって地域の魅力を観光化する方法もあるが、従来の観光のかたちとは一線を超えた、地域創造の提案に期待をしたい。


次回以降は各グループでの検討・調査を行い、1月29日に最終講評会が行われる予定です。


本日は以上です。


ご覧いただきありがとうございます。

岩崎俊貴

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